こんにちは、ロナえるの夫です。
こんな方におすすめ
- 人生の指針を見つけたい方
- 人生をよりよく歩みたい方
- イノベーションオブライフに興味がある方
クリステンセンの「イノベーションオブライフ」の中身を紹介していきたいと思います。
今回は最終項での「目的」を明確にする具体的なアプローチを紹介します。
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参考人生の指針 「イノベーションオブライフ:幸せなキャリアを歩む」
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参考人生の指針 「イノベーションオブライフ:幸せな関係を築く」
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参考人生の指針 「イノベーションオブライフ:罪人にならない」
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目的を見つける
目的の大切さ
目的をもたない企業にとっては、どんな経営理論もほとんど価値がない
目的を持つことはとても大切です。
企業の目的は、灯台の光となって従業員の進む方向を照らしてれています。
色な場面で多くの選択肢があり、私たちは優先事項にしたがって選択する必要があります。
どの選択肢が正しいのかは各々によって違うので、目的がどの選択肢がいいのか照らし出してくれます。
これは、キャリアだけでなく、人生においても同じことが言えます。
目的を明確化するアプローチ
ポイント
- 自画像
- 献身
- 尺度
この3つが目的を明確化する重要な要素です。
自画像
自画像とは、経営者や従業員が、旅の重要な節目に達したとき、実際にこうなっていてほしいと思う企業の姿を言う。
つまり、自分のなりたい自分を考えることです。
著者は次のような自画像を掲げています。
- 人がよりより人生が送れるよう助けることに身を捧げる人間
- 思いやりがあり、誠実、寛容で、献身的な夫、父親、友人
- 神の存在を信じるだけでなく、神を信じる人間
献身
実現しようとしている自画像に対して、深い献身をーほとんど信仰ともいえるものをーもたなくてはいけない。
目的は書面で完結するものではありません。
色々なことが止むを得ない事情の波に飲み込まれないように、自画像に対して深い献身を持って臨まなければならなりません。
著者は、大学生の頃、毎晩11時〜12時までを聖書を読み、考える時間に当てていました。
経済学の勉強する時間を犠牲にして、自画像を考え献身していったそうです。
紹介はしていませんが、前章では献身することの大切さを説いています。
相手のために価値あるものを犠牲にすることでこそ、相手への献身が一層深まるのだ。
著者の場合だと、経済学の勉強の時間を犠牲にして、自画像を考えるのに時間を使ったことで自画像に対して献身が深まったのだと思います。
「自分がほんとうになりたいのは、どのような人間だろう?」
という問いに答えるためにこそ、自画像に献身することが大切です。
尺度
企業の目的の三つ目の部分は、経営者や従業員が進捗を測るために用いる、一つまたは少数の尺度だ。
それぞれの状況を尺度と照らし合わせることで、自画像に向けて進んでいけます。
正しい尺度を見つけることが大切だと述べられています。
部下の人数や賞の数、銀行残高といったもので人生を評価しがちですが、それは本当に正しい尺度なのかはわかりません。
著者の場合、
わたしの人生にとって本当に大切なただ一つのものさしは、よりよい人になれるようわたしが手助けできた、一人ひとりの人間なのだ。
だと述べています。
たしかに、「人がよりより人生が送れるよう助けることに身を捧げる人間」を自画像に掲げていたので、これが正しい尺度ですね。
おわりに
4回にわたってクリステンセンの「イノベーションオブライフ」について紹介してきました。
人生をよりよく歩むために、こうすればいいという具体的な方法はありませんが、どう考えるべきなのかがわかりやすくまとめられていました。
興味がある人は是非全文を読んでみてください。