子宮内膜症

子宮内膜症・チョコレート嚢胞の治療過程(その5 入院編)

2021年7月8日

こんにちは。入院2日目です。手術当日を迎え、少し緊張しつつも、思ったよりも冷静に過ごしている、妻です。

 

入院2日目 手術当日

04:00 早起きな相部屋患者さんの『トイレ行きたい!』という声で目覚め、二度寝。

06:00 起床。歯磨き・洗顔。ここからは絶食・絶飲です。喉が渇きますが、我慢。

06:30 浣腸 part2!

part1の辛すぎた記憶が新しく、トイレに間に合わないかもしれないという恐怖から限界値を迎える前にゴールテープを切ることに。

 

08:00 手術のために、前開きになる浴衣タイプのレンタル着にお着替え。また、血栓予防のために膝下丈の着圧ストッキングも装備。メディキュットよりもきつめです。

指輪を外し、髪を二つ結びにして、準備万端で手術に呼ばれるまで待機です。

 

ちょっとそわそわしてきたところで…

08:30 夫到着。面会部屋で軽くお喋り。

貴重品ロッカーの鍵を預け、夫は手術が終わるまでここで待機です。

遠いのに朝早いのに来てくれた夫に感謝。

 

09:00頃 看護師に呼ばれ、いざ手術室へ出陣です!

手術室の前室で、名前確認、手術同意書と麻酔同意書の確認と、手術をしてくださる面々とご挨拶。

前室はクリーム色っぽい暖色の部屋で、ベッドが通れるように広々とした空間になっています。

執刀医・麻酔科医・看護師・と、誰だっけな…4〜5名。ドラマで来ているような紺色一色・緑一色の服ではなく、皆さん可愛いイラストの描かれた服を着てらして、なんか和みました笑

暖色系の部屋といいイラスト着といい、患者の緊張を和らげる工夫がされてるんですね。

 

確認作業が済んだら、ついに手術室へ移動。

脇に機材が並ぶ、広めの廊下を通り、一番奥の手術室に通されました。

ここからはイメージ通りの『手術室』。青緑っぽい壁の部屋です。壁際には沢山の機器やモニターが寄せられており、中央に手術台。

ガウンを脱ぎ、前を隠してもらいながら手術台に仰向けになり、メガネ・マスクを外したら、いよいよ、まな板の鯉です。

点滴を入れられ、心電図を測る装置を胸に張られ、酸素マスク?を顔に置かれ、手際良いな!なんて感心していたらいつの間にか麻酔で眠っていました。

 

11:00頃 『終わりましたよーお疲れ様でーす』という声で目が覚め、ベッドごと病棟まで移動。

夫が視界に入り『無事に終わったってよ。お疲れ様。ゆっくり休んでね。気分が楽になったらLINEしてね。』と声をかけてもらい、ぁあ無事に済んでよかった〜と安心していたのも束の間…

(コロナ対策で病棟まで入ってくることができないため、ここで夫とお別れ)

 

寒さで全身がガタガタ震えるんです!歯がガチガチ言うほど!!

息が荒くなり、不安と恐怖でさらに震えが増し、

病棟の看護師が『麻酔の影響で体温が下がったので震えてて大丈夫ですよ!すぐに電気毛布つけますからね。このあと3時間くらい酸素マスクも着けますよー。ゆっくり呼吸してくださいね。大丈夫ですよ〜』と声をかけてくれて、手を握ってくれて…その声かけと手の温かさでやっと安心して涙が出ました。

全身麻酔から目が覚めた後に全身が震える状態はシバリング(shivering)と言って、体温を上げようと身体が反応している証拠で、若い女性に比較的多いそうです。

 

このあと、血圧・体温測定と、点滴の確認に30分おきに看護師が来てくれます。

 

11:30頃 意識朦朧。徐々に身体が上がってきたのか、震えがおさまりました。あー怖かった。自分で電気毛布のスイッチをOFFに。

 

12:00頃 意識がはっきりしてきて、麻酔?痛み止め?のおかげか、どこも痛みがありません。医学すごい!

創部の傷口が開かないように仰向け状態をキープするよう看護師に指示されていたため、手探りでスマホを探し当て、夫や両親へ無事を伝えるLINE。

 

12:30 低体温の次は、発熱。これもまた手術の影響で、2日ほど37℃台が続くのが正常だそう。

 

熱でボーッとしたり、うたた寝したり。

その間にも何度も看護師が様子を見にきてくれて。

お小水の管も入れられているため寝返りは打ちにくいし、頭はボヤッとするし、暑くなって寝汗もかくし、不快タイム突入。

 

ネットラジオやPodcastを聴きながら、寝たり起きたりしながら、そのまま夜を迎え、朝を迎えました。

 

術後は、点滴で痛み止めを入れているため、創部は全く痛みませんでした。

ただ、腹腔鏡手術の際に注入した炭酸ガスが体内に止まっており、みぞおちあたりの圧迫感が続きます(気腹痛)。

急に全力疾走したときに、横っ腹が痛くなるのと同じくらいの痛みでした。これがみぞおちに居座ります。

じっとしていれば違和感程度で苦しくないのですが、寝返りを打ったり少し体制を変えたりすると、痛みがぶり返します。

2〜3日で炭酸ガスは体内で吸収されて肺から排出されるらしいですが…痛いよー!早くなくなってくれー!!

 

もう一つ辛いのが、喉の痛み&痰が絡むことです。

手術中は全身麻酔のため、呼吸を補助するために挿管をしています。この管が喉に当たっていため、軽い風邪症状のような、喉が渇き痛むような感覚があります。

水を飲んで喉を潤すことができれば多少は和らぐのでしょうが、手術日は丸1日絶食絶飲です。

痰を出そうと咳込むと、今度はお腹に力が入ってお腹が痛みが走ります。

早く喉を潤わせたい!!水を飲ませてくれーー!!

 

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