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C/C++ Tech

【C++】Visual Studio Code(VSCode)でコンパイル・ビルド

2022年4月3日

「ロナえる」の夫です。

今回は、Visual Studio Code(VSCode)でコンパイル・ビルドする方法を紹介します。

このような方におすすめ

  • C/C++でコンパイルをしたい方
  • VSCodeを利用している方
  • Windowsを利用している方(※)

※Macでも同様にコンパイル・ビルドができると思いますが、今回はWindowsに絞って説明をします。

C/C++は、LinuxやMacOSといった導入すぐにターミナルベースで開発できるOSと異なり、Windowsでは少し手間がかかる印象です。

また、アプリをVSCodeを利用して開発している人も多いと思います。

僕自身もVSCodeで開発することが多く、VSCodeでコンパイル・ビルドできると便利だと思っていたところ、公式サイトでやり方を見つけたので、そちらを参考にしつつ紹介したいと思います。

環境

OS:Windows 11 (64bit)

エディタ:Visual Studio Code (VSCode)

準備

VSCodeはすでにインストールして、利用している前提です。

1. C/C++のプラグインを導入

VSCodeを起動します。

起動後、左手にある「拡張機能」を選択します(画像の赤く囲まれたところ)。

ここで、プラグインをインストールすることができます。

2. 「C/C++」をインストール

検索画面で、「C++」と検索。

検索結果で表示される「C/C++」を選択し、インストールします。

このプラグインは、今回のコンパイル・ビルドだけでなく、

  • コードのハイライト化(コードを見やすく)
  • InterlliSense機能(コード予測機能)

等の機能もあるので、C/C++を利用するなら必須プラグインです。

3. コードを記述

今回は、非常に簡単なコードを作りました。

実行すると、「Hello World」が表示されます。

ただ、このままだと、#include <iostream>に赤い波線が出ている通り、コンパイルエラーとなります。

新規コードの作成

新規コードの作り方がわからない方は、次の手順で作成できます。

「ファイル」 → 「新規ファイル」

「Untitled-1」というファイルができると思いますが、このままだとC++のファイルだと認識してくれません。

そのため、「Ctrl + s」で「○○.cpp」と名前を付けて保存してください。

本記事では、「sample.cpp」と保存しています。

4. 「includePathを更新してください」が表示されてしまう

「#include <iostream>」の赤い波線にマウスのカーソルを合わせると、

#include エラーが検出されました。includePath を更新してください。

と表示されるので、これを解決していきます。

5. Msys2(MinGW)のインストール

上記をエラーを解決するためには、コンパイラーが必要になります。

コンパイラーにはMinGWを使いますが、そのためには、Msys2をまずインストールします。

Msys2とは、Windows 上で UNIX/Linux と同じシェル環境を導入できるツールですが、これによってMinGWを簡単にインストールすることができます。

まずは、こちらのリンクからMsys2をインストール。

Msys2インストーラー

インストール後、インストーラーをクリックすると、インストールが始まります。

フォルダ等の指定がなければ、この先ウィンドウはすべて「次へ」。

終了したら「完了」をクリックして、Msys2を起動します。

6. Msys2でMinGWをインストール

pacman -S --needed base-devel mingw-w64-x86_64-toolchain

起動したMsys2に上記コマンドを入力してください。

こちらで、MinGWをインストールすることができます。

コピペしたい方は、「Ctrl+v」ではコンソール上にコピーできないので、右クリックをして、出てきたメニューで「Paste」を選択して下さい。そして、「Enter」で実行してください。

実行後には、「Enter a selection」と確認されますが、何も入力せずに「Enter」で先に進めてください。

「Proceed with installation?」とも確認されるので、こちらは「Y」を入力して「Enter」でOKです。

これで、MinGWがインストールされたはずです。

C:\msys64\mingw64\bin

を確認してもらうと、いくつかファイルがあればインストール成功です。

7. 環境変数の追加

MinGWがインストールができたら、すぐにVSCodeでコンパイルができるわけではありません。

環境変数に先ほどのMinGWのパスを追加する必要があります。

この手順によって、VSCodeにコンパイラーの在りかを教えることができます。

環境の変数を設定するには、まず「Windows」ボタンを押下します。

すると、検索画面が立ち上がるので、そこで「環境変数を編集」と入力。

次に、表示されたダイアログで、「Path」を選択し、「編集」を押下

さらに、出てきたダイアログで、「新規」を押下後に、青色で表示されたところに、先ほどのMinGWのパスを入力します。

同じ環境ができていれば、パスは

C:\msys64\mingw64\bin

を入力をすればOKです。

入力後には、すべてのダイアログを「OK」で終了し、PCを再起動してください。

再起動することで、環境変数を反映されます。

実行

ここまで来れば、あとはコンパイル・ビルドを実行するだけです。

8. コンパイル・ビルド

ビルド時にデフォルトのC++の機能以外のDLL(自作やWebで拾ってきたDLL)を導入する場合は、パスの設定をVSCodeに必要だと思いますが、今回は割愛します。

ターミナル」→「タスクの実行

表示された選択肢の中で、

C/C++: g++.exe アクティブなファイルのビルド

を選択して下さい。

表示されない場合は、選択肢の一番下に「すべてのタスクの表示...」とあると思うので、そちらを選択してもらうと、先ほどの選択肢が表示されます。

ビルドを実行すると、ソースファイルを同じフォルダに、「○○.exe」というファイルが作成されます

僕の環境の場合は、「sample.exe」というファイルが作成されています。

9. 実行

先ほどのビルドした手順と同じタブに、新しくターミナルを表示する選択肢があります。

ターミナル」→「新しいターミナル

起動したターミナルで、

.\sample.exe

と入力すると、「Hello World」が表示されます。

※実行ファイル名が異なればその名前で実行してください。

おわりに

C/C++は、LinuxやMacOSでコンパイルするのは比較的すぐできますが、Windowsだと少し面倒ですね。

特に、VSCodeを使っている方も多いと思うので、参考にしてもらえればうれしいです。

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